世界中で電話網に変わる新しい通信インフラであるNGN(Next Generation Network:次世代ネットワーク)の構築が進められている。NGNは、IP(Internet Protocol)を利用し、電話に加えて、TV電話、映像配信、家電制御等の新たなサービスを提供する機能を有し、電話料収入の低迷に苦しむ通信キャリアの新たな収益源として期待されている。 NGNの規格について、IETF、ITU、3GPP、TISPANなどの複数の団体で、国際的な標準化活動が進展中である。標準化動向は、新しいサービスの展開と連動しており、今後のNGNの方向性を占う上での鍵になると考えられる。 このブログでは、NGNの標準化動向について、サービス制御技術であるSIP(Session Initiation Protocol)を中心とした最新の話題を紹介、解説していく。
●質問
通話中の呼を保留する場合、どのようなメッセージを送信すればよいのか?
●回答
RFC上、以下の3通りの実現方法が規定されている。
1.SDPのc=行に"0.0.0.0"設定したRe-INVITE/UPDATEを送信
2.SDPに"a=sendonly"が設定されたRe-INVITE/UPDATEを送信
3.Contactヘッダの+sip.renderingパラメータの設定値が変更されたRe-INVITE
/UPDATEを送信
いずれも、自らがメディアを受け付けないことを意味するメッセージを送ることで、通話中の呼の保留を表現しているが、表現の仕方が異なっている。
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ラベル:
SIP-Implementors
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