条件付きのイベント通知のためのセッション開始プロトコル（SIP）のイベント拡張

An Extension to Session Initiation Protocol (SIP) Events for Conditional Event Notification
意図している分類：Standard Track RFC
ファイル名：draft-niemi-sip-subnot-etags-03
著者：A. Niemi（Nokia）

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　セッション開始プロトコル（SIP）において、クライアントが確立したコネクションをサーバが再利用する場合に、SIPメッセージを運ぶパケットにおいてフラグメンテーションが発生するのを防ぐための仕様が、インターネットドラフトとして提案されている。

　セッション開始プロトコル(SIP)のイベント通知のフレームワークにより、他のSIPユーザ・エージェント（UA）からの様々なイベントを受け取る非同期通知が可能になる。このフレームワークでは、サブスクリプション（購読）の生成、更新、終了を定義するとともに、リソース状態の周期的なポーリングを定義する。しかし、この手続きには、サブスクリプション（購読）の更新を越えて、両者の間での連続する二つの問い合わせの間で、状態を保持することを許していないという重大な欠点がある。イベント購読者が既に知っている状態の通知を抑止することができないためにネットワークでは余計なトラヒックが発生することになる。このメモでは、イベント購読者が、イベント申込みのリクエストを前の通知が受け取られて以来状態が変わったかどうかを考慮することを可能にする、SIPのイベントに対する拡張を定義する。この条件に当てはまる場合、イベント通知のボディ部のみか、通知するメッセージ全体が抑止される。